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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2016年5月20日配信)

第141回 『「アンチエイジングフード:日本の朝ご飯」を さらに『国際化』させて『ニキビ改善』! 』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

昨年12月にループ化された、
札幌市の『路面電車:市電』に乗りました。
大学病院近くの『西線界隈』とよばれる地域で暮らしていたため、
『市電』は愛着のある乗り物でした。
https://www.tetsudo.com/event/13998/を参考にして下さい)

『西4丁目~中央図書館~すすきの間』8.4kmのみだった『市電』。

以前は『環状線=ループ化』されていなかったため、
『すすきの』で宴会のある時などは、

  『市電:西線6条』乗車
→ 『市電:西4丁目』降車B
→  徒歩で『すすきの』    とちょっと不便でした。

『ループ化』後は、『すすきの』までストレートで行けるようになり、
とっても便利になりました。

とある休日の午後に『西4丁目』から『すすきの』を南進して、
一周してみました。

最新のスマートな車両に乗ると
そこには驚きの『ワールドワイド』な世界が広がっていました。

『中国』『香港』『台湾』ばかりでなく、
『オーストラリア』『フイリピン』『タイ』『マレーシア』などの
外国人が60%を占め、あとは乗り物マニアと思しき人で一杯でした。

私がいかにも普通の地元の日本人に見えたのか、
『台湾』から来たという女性が寄ってきて
『◯◯チョコレートは、どこで売っているのか?』
と英語で質問されてしまう始末。

『国際化』は、北海道でも必然的な流れです。

『ニキビ治療』には、『国際化』も大切。
でも、日本にそのままあてはめるのは難しいことも。

日本流にアレンジした『国際化』により
行き詰まりの状態を打開する『ブレイクスルー』がおこり、
『ニキビ改善』につながることも期待できます。

『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 26年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿などの
  「ニキビ改善」に重要な良い刺激となる情報を数多く提供。
  「ニキビ改善」をブレイクスルーさせる「国際化」情報も提供。
  「しぶとく」継続してチャレンジするうちに
  「ニキビ改善」への道が開ける定期便 』

になれば幸いです。

ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を26年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。

第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を
『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連した
こと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )
にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

(バックナンバーは
  https://www.tokachi-media.com/content/column をご覧下さい。)

前回は、『考える人』プラス『スキージャンプの前傾姿勢』
で『便秘解消』して『ニキビ改善』につなげる方法を考えました。

今回は、『アンチエイジングフード:日本の朝ご飯』を
さらに『国際化』させて、『ニキビ改善』につなげる方法を考えます。

雑誌を斜め読みしていて気になった記事が、
『週刊新潮』の連載コラム
『PT(パーソナルトレーナー)に訊け!』(中野ジェームズ修一)
の『アンチエイジングフード!』(2016年1月21日号)でした。

『日本の朝ご飯は、まさにアンチエイジングフードなのです。
 そしてもっと重要なことは私達日本人にとって毎日食べても飽きない
 ということ。
 効果を得るには、継続することが一番大事です。
 食べ慣れないものより継続できると思います。
 ぜひ、日本の朝ご飯を食べて、若々しい体を作っていきましょう。』
というのが、中野ジェームズ修一(以下 中野)さんの主張です。

中野さんがコラムで、例にあげている『日本の朝ご飯』の代表は、
『麦飯、海苔、味噌汁、納豆、しらす干し(または焼鮭)』
という一般的な和食メニューです。

それぞれの効能・効果を以下にまとめました。

麦飯:食物繊維が白米の20倍以上で、血糖値を上げ過ぎず、
   腹もちが良いのでダイエットに最適。

海苔:糖質代謝を助ける各種ビタミンやミネラルが凝縮されており、
   中でもベータカロテンは、体内でビタミンAに変わり、
   肌の健康に役立つ。

味噌:原料の大豆に由来する栄養素に加え、発酵によって有効な栄養素
   が含まれる。中でもタンパク質はアミノ酸に分解されているので
   消化・吸収が早く、卵同様、必須アミノ酸のバランスが良い。
   また、レシチン、サポニン、イソフラボンなどの栄養素が、
   コレステロール値を下げる、更年期障害を予防するなど、
   気になる老化を防ぐ。

納豆:ビタミンB2を多く含み、脂肪代謝のアップ、美肌効果もある上、
   納豆菌が生み出すビタミンK2は骨芽細胞の生成に役立ち、
   ナットウキナーゼは血栓や高血圧を予防する。

しらす干し(鮭):カルシウムをコラーゲンに吸収させるビタミンDが
         豊富で、悪玉コレステロールを減らし、
         善玉コレステロールを増やすDHA、EPAが含まれて
         いる。

これはびっくり玉手箱!(古い)

『アンチエイジングフード:日本の朝ご飯』を
これほど力強く裏付ける簡潔な資料を読んだことはありません。

『 健康を意識した食生活は素晴らしいことですが、
 「スーパーフード」の流行には、
  少々もったいなさを感じてしまいます。
  なぜなら、昔ながらの日本の食生活には、
  健康・美容に良い食材が山ほどあり、
  それらを組み合わせた方が、
  スーパーフードを単品で食べるより効果があるからです』
と中野さん。

第136回のコラム
『「スーパーフード」を知って食生活を変えるきっかけに!
 「ニキビ改善」にもつながります!』
では、『スーパーフード』について考えました。

でも、実際には、コストや手間を考えると、
残念ながらなかなか取り入れるのが難しいと消極的になっていました。
これでは進歩がありません。

(バックナンバーは
  https://www.tokachi-media.com/content/column/465 をご覧下さい。)

私の朝ご飯は、大体
『発芽玄米、味噌汁、納豆(アマニ油入り)、しらす干し、
 サラダ(オリーブオイル入り)』です。

『麦飯』は『発芽玄米』で良いと思われますので、
『海苔』や少し工夫して『スーパーフード』も追加してみようかな
と思います。

『ニキビ』患者さんの診察をしていて、気づくこと。
改善しない人は、朝ご飯を食べていない人がやっぱり多いです。
また、朝は今流行の特製ジュースやシリアルのみという人も多いです。

   『アンチエイジングフード:日本の朝ご飯』を
   毎日食べることが『ニキビ改善』につながります。
  さらに『スーパーフード』などで『国際化』させると
      効果アップも狙えます!

和食の良さを生かしながら、『国際化』も受け入れて進化させていく。
日本人にとって最も大切で継続できる『ニキビ改善法』ですね。

[今回のポイント]は以下の通りです。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

        

【今回の4決め!落ち穂拾い】

  

『「アンチエイジングフード:日本の朝ご飯」を
   さらに『国際化』させて『ニキビ改善』! 』

  • ■ 『週刊新潮』の連載コラム
      『PT(パーソナルトレーナー)に訊け!』(中野ジェームズ修一)
      『アンチエイジングフード!』(2016年1月21日号)
      の中で、
      『日本の朝ご飯は、まさにアンチエイジングフード』
      『日本の朝ご飯を食べて、若々しい体を作っていきましょう』
      と、中野さんは主張されています。
  • ■ 例にあげている『日本の朝ご飯』の代表は、
      『麦飯、海苔、味噌汁、納豆、しらす干し(または焼鮭)』。
  • ■ それぞれの効能・効果は大変大きく、これはびっくり玉手箱!
  • ■ 『ニキビ』が改善しない人は、朝ご飯を食べていない人が多いです。
      また、朝は今流行の特製ジュースやシリアルのみという人も。
  • ■ 『アンチエイジングフード:日本の朝ご飯』を
      毎日食べることが『ニキビ改善』につながります。
      さらに『スーパーフード』などで『国際化』させると
      効果アップも狙えます!

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その125」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

特別な日の出来事とはいえ、
市電の『国際化』は、びっくりしました。

乗車した所で、ちょっと何か違うなと感じたのも束の間。
満員の車内では世界各国のグループがばらばらになって乗車。
様々な言語が飛び交い、
中国人の赤ちゃんが大泣きするなど大変でした。

新たな街の風景を撮影する乗り物好き数名の日本人と、
スマホで自撮りを交えて写真をとりまくるフィリピンの女性グループ
との対比も印象に残りました。

でも、皆さん、きちんと自分の目的とする停留所で降車できたのは、
市営交通の運転士さんのお陰でした。

時代は変わりました。
こんな経験ができるなんて予想もしていませんでした。
つくづく生きてて良かったと思います。

次回も、『最近のトピック』について考えたいと思います。

それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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