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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2020年2月20日配信)

第186回『「 腸 活 」で「ニキビ改善」~(20)腸内環境を改善するひと工夫~「 赤身肉 」を食べるときは「大腸がん」に注意して腸内環境改善  』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

とある札幌の居酒屋さんに友人二人で入った時のお話です。
何気なく入ったお店でしたが、
テーブルを担当した店員の方がとっても『元気』な女性でした。

受け答えもしっかりしていて、
メニューが多くてあたふたしてるおじさん二人に
丁寧に『元気』に対応してくださいました。

その店員さんは大きな名札を付けていて
『 小樽の学生です 』と書いてありました。

『 坂道がキツイ小樽商大の学生さんですか?
  有力OBが多くて就職に強いとか。
  ダイキンの社長さんもOBじゃなかった? 』
とおじさんトーク全開で私が聞くと
『 お客さん詳しいですね? お仕事は何ですか? 』
と『元気』に突っ込まれました。

『フリーターです(笑)』と私がニヤニヤして答えると
『元気』よく大笑いされてしまいました。

『元気』は大切ですね。

最近は、患者さんの名前をお呼びしても、
『はい』の返事がなかったり
質問しても小声でようやく答えてもらえる程度
の会話しか成立しないひとが増えています。

『元気』のないコミュニケーションに
戸惑うことが多くなりました。

そうそう。

『元気』は大切ですね。
人間生きている以上『元気』でありたいですし、
『元気』な人からは素晴らしいエネルギーをもらえます。

『ニキビ治療』でも『元気』な患者さんには、
私も『元気』な受け答えを心がけるようになり
良好なコミュニケーションが生まれ
『ニキビ改善』につながります。

『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 29年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿など
 「ニキビ改善」を意識できる「情報」を
  数多く「元気」に提供。
 「ニキビ改善」への道が開ける定期便 』
になれば幸いです。

ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を29年やってきた中で非常に重要と思い標語に
したものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

(バックナンバーは
 https://www.tokachi-media.com/content/column をご覧下さい。)

第165回からは、
医師の『小林弘幸先生』の本
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(KKベストセラーズ)
の最終章にある『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
『腸を整える』という項目を発展させ、
『 腸 活 』について独自に掘り下げ、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えています。

『 腸 活 』とは、腸内にいる細菌の『善玉菌』を強化し、
正常な腸内環境を保って健康な体を手にいれることです。

『 腸 活 』が上手く行くと、
便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんの
『ニキビ改善』につながります。

前回は、
『 「 糖質オフダイエット 」
  はすぐ中止して腸内環境改善  』 
し、『ニキビ改善』につなげる方法を考えました。

今回は、
『        「 赤身肉 」
  を食べるときは「大腸がん」に注意して腸内環境改善  』 
し、『ニキビ改善』につなげる方法を考えます。

『腸に悪い14の習慣 「これ」をやめれば腸が若返る』
 松生恒夫(まつきつねお)著 PHP新書
という本を最近読みました。

4万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた消化器内科の先生が
お書きになられた本です。

14の腸に悪い習慣がわかりやすく取り上げられていて、
実体験に基づく優れた内容が満載です。
これはぜひご紹介したいと考えました。

厚生労働省国民健康・栄養調査によれば
1960年には 一人一日当たり 18.7g
と低い値であった日本人の1日の平均的肉類摂取は、
2007年には 一人一日当たり 80.6g
となり、4倍以上にまで増加しています。

1997年、世界がん研究基金と米国がん研究協会は、
その共同研究で『食物・栄養とがんの予防』という内容を提示し、
2009年には最新版に改訂されています。

この中で『赤身肉は大腸がんのリスクを確実に上げる』とされ、
『食材としては、大腸がん発生の危険因子の中で最も高い』
とされています。

『赤身肉』とは、
牛肉や豚肉の中で脂肪の少ないもも肉等の部分のことで、
鶏肉は除外されています。

近年では『長生きをしたいなら肉を食べろ』といった論調も聞かれます。
赤身肉は手放しで健康によいといえる食材ではない、
ということが分かります。

『赤身肉』ががんのリスクとなる理由としては、二つ考えられます。

イ)肉には、脂質、特にコレステロール値を上昇させる飽和脂肪酸が多いため、
  多く摂取すると肥満やメタボリックシンドロームなどを引き起こします。
  肥満は大腸がんの危険因子の一つに数えられる。

ロ)赤身肉には『鉄分』が多く含まれます。
  鉄分と脂質が組み合わさることで、
  鉄イオンが「フェントン反応」を起こし、活性酸素が産生される。
  体内で活性酸素が多く発生すると、細胞や組織などが酸化して損傷し、
  老化やがんなどの引き金になる。

赤身肉のように、赤色が強い肉ほど鉄分は多く含まれます。
肉類、特に赤身肉は、大腸がん発生のリスクを高めることにつながります。

一方、大腸がん予防の視点から、魚がもつパワーについて考えます。

イ)1960~70年代の日本は、
  脂肪の摂取量が少なく(少ない中でも魚類からの摂取が中心)、
  それと相関して大腸がんによる死亡率が低かった。

ロ)動物実験で、
  魚の油あるいはその主要構成脂肪酸であるEPA・DHAが、
  大腸がんの発症を抑制することが報告。
  魚の油であるEPAやDHAに代表されるn-3系脂肪酸は、
  脂肪の細胞膜に働きかけ、
  発がんを促進する因子の反応を抑える可能性が指摘されている。

ハ)痛みの原因となると同時に、
  がん発症の引き金になる因子として知られるプロスタグランジンは、
  EPAやDHAが脂肪の細胞膜に取り込まれると発生が抑制される。

ニ)魚の油に多く含まれるn-3系脂肪酸は、
  腸管免疫の健康を維持するためにも欠かせない物質である。

日本人は1990年代までは魚を比較的多く摂取していて、
全摂取カロリーの6%は魚の油から摂っていたそうです。

現在では魚の摂取量が減り、
大腸がんの発症率上昇に関係している可能性があります。

肉類と魚介類のバランスを考え、
夕食などでは肉類、魚類を交互に摂るなどして、
積極的に魚類を摂るようにするとよいでしょう。

さらに1日3食のうち夕食のおかずとして食べるのがお勧め
だそうです。

私も含めて、魚を摂る機会は明らかに減ってきています。
ニキビ患者さんも『肉大好き』のひとが圧倒的に多いです。

2017年のがんの死亡数が多い部位を見ると
女性の1位は大腸がんです。

これは深刻に捉えるべき問題ですね。

『        「 赤身肉 」
  を食べるときは「大腸がん」に注意しましょう。
多く摂取すると肥満やメタボリックシンドローム
などを引き起こし、ニキビ悪化にもつながります。

    魚と交互に食べてコントロールしましょう。
         ニキビ改善ばかりか、
  特に女性では大腸がん予防につながる大切な方法です。』

『ニキビ改善』はもちろん、
健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

[今回のポイント]は以下の通りです。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

【今回の4決め!落ち穂拾い】

『「 赤身肉 」 を食べるときは「大腸がん」に注意して腸内環境改善  』 

  • ■ 医師の『小林弘幸先生』の本
    『自律神経が整えば休まなくても絶好調』の最終章にある
    『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
    『腸を整える』という項目を発展させ、
    『 腸 活 』を独自に掘り下げています。
  • ■ 今回は、
    『 「 赤身肉 」
    を食べるときは「大腸がん」に注意して腸内環境改善  』
       し、『ニキビ改善』につなげる方法を考えます。
  • ■ 日本人の1日の平均的肉類摂取は、
    2007年には 一人一日当たり 80.6g
    となり、1960年の4倍以上にまで増加。
  • ■『赤身肉』は、牛肉や豚肉の中で脂肪の少ないもも肉等の部分。
    鶏肉は除外。
  • ■ 1997年、世界がん研究基金と米国がん研究協会は、
    その共同研究で『食物・栄養とがんの予防』を提示。
    『赤身肉は大腸がんのリスクを確実に上げる』とされ、
    『食材としては、大腸がん発生の危険因子の中で最も高い』。
  • ■ 近年『長生きをしたいなら肉を食べろ』という論調あり。
    赤身肉は手放しで健康によいといえる食材ではない。
  • ■『赤身肉』が大腸がん発生のリスクを高める2つの理由
    イ)脂質、特にコレステロール値を上昇させる飽和脂肪酸が多い。
    多く摂取すると肥満やメタボリックシンドロームなどを引き起こす。
    肥満は大腸がんの危険因子の一つ。

    ロ)赤身肉には『鉄分』が多く含まれる。
    鉄分と脂質が組み合わさることで、
    鉄イオンが「フェントン反応」を起こし、活性酸素が産生。
    体内で活性酸素が多く発生すると、細胞や組織などが酸化して損傷。
    老化やがんなどの引き金になる。
  • ■ 魚がもつパワーで大腸がん予防
    イ)1960~70年代の日本は、脂肪の摂取量が少なく
    (魚類からの摂取が中心)、大腸がんによる死亡率が低かった。

    ロ)動物実験で、
    魚の油あるいはその主要構成脂肪酸であるEPA・DHAが、
    脂肪の細胞膜に働きかけ大腸がんの発症を抑制することが報告。

    ハ)がん発症の引き金になるプロスタグランジンは、
    EPAやDHAが脂肪の細胞膜に取り込まれると発生が抑制。

    ニ)魚の油に多く含まれるn-3系脂肪酸は、
    腸管免疫の健康を維持するためにも欠かせない物質。
  • ■ 現在では魚の摂取量が減り、大腸がんの発症率が上昇している。
  • ■ 肉類と魚介類のバランスを考え、
    夕食などでは肉類、魚類を交互に摂るなどして、
    積極的に魚類を摂るようにするとよい。
    1日3食のうち夕食のおかずとして食べるのがお勧め。
  • ■『        「 赤身肉 」
    を食べるときは「大腸がん」に注意しましょう。
    多く摂取すると肥満やメタボリックシンドローム
    などを引き起こし、ニキビ悪化にもつながります。
    魚と交互に食べてコントロールしましょう。
    ニキビ改善ばかりか、
    特に女性では大腸がん予防につながる大切な方法です。』
  • ■『ニキビ改善』はもちろん、
    健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その170」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

『元気』な居酒屋さんは楽しかったですね。
『元気』な雰囲気が店全体に行き渡っていました。

『小樽商大』ですが、
学生時代に家庭教師のバイトをしていて
教えていた高校生の女の子が合格した志望校だったので
結構詳しかったのです。

それから、1年以上前のことになりますが、
残念だったのが子供の頃から行っていた洋食店の閉店でした。

馴染みの店員さんも高齢化して、
『お元気』に気合で給仕されていましたが
遂にという感じで閉店となりました。

先日、私も54歳となりました。
まだまだ『元気』に頑張りたいと思っています。

次回も、
『 腸内環境を改善するひと工夫 』の続きを考えます。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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