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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2020年11月20日配信)

第195回『「 腸 活 」で「ニキビ改善」〜(27)腸内環境を改善するひと工夫〜「 睡眠不足が続いている 」はさよならして便秘改善』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

 

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

『マスク必須の世界』となった今年。

『スイッチ』のボタンを押すことが増えました。
大体8〜9回は増えました。

どうしてでしょうか?

一つは、換気対策として
天井に6機のファンを配置した『強制換気システム』を導入したためです。
毎朝必ず換気の『スイッチ』を6回押します。

二つは、待合室の密を避けるため
『呼び出しブザー』を30個購入したためです。
患者さんに駐車場でお待ちいただくための便利なブザーです。

この『呼び出しブザー』。
充電が必要でバッテリー寿命が短めなところが短所です。
うまくタイミングを見計らいながら充電する必要があります。
『スイッチ』を毎朝1回押します。
予備分のブザーの充電のため『スイッチ』をもう1回押すこともあります。

更に(笑)駐車場の隅では電波状況が悪く『ブースター』が必要となり
『ブースター』用電源の『スイッチ』を毎朝1回押します。

6プラス2(1のこともある)プラス1=計8〜9回 です。

最初は『スイッチ』を押すことが面倒で忘れることも度々。

でも最近は『スイッチ』を一つ押すたびに
『 外来開始のスタートの「スイッチ」がどんどん入って来たぞ!
  今日も頑張ろう! 』
 という『朝のルーティーン』となりました。

『今までの通常の世界』と『マスク必須の世界』は『別世界』。

私は毎朝『スイッチ』を押すことで
『通常の世界』から『マスク必須の世界』へと
『シフトチェンジ』して外来診療を始めます。

私の仕事は
『ニキビに悩む世界』にやむを得ずお住まいの読者が
『ニキビ無しの世界』にお住まいになれるように
橋渡しする役目。
『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 30年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿など
 「ニキビ改善」を意識できる「情報」を数多く提供。
 「ニキビ改善」の「スイッチ」が押され
 「ニキビ無しの別世界」への道が開ける定期便  』

になれば幸いです。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、 ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を30年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

(バックナンバーは
 https://www.tokachi-media.com/content/column をご覧下さい。)

第165回からは、
医師の『小林弘幸先生』の本
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(KKベストセラーズ)
の最終章にある『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
『腸を整える』という項目を発展させ、
『 腸 活 』について独自に掘り下げ、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えています。

『 腸 活 』とは、腸内にいる細菌の『善玉菌』を強化し、
正常な腸内環境を保って健康な体を手にいれることです。

『 腸 活 』が上手く行くと、
便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんの
『ニキビ改善』につながります。

前回は、『 下剤や健康茶を長期間飲んでいる 』はやめて
『便秘改善』をはかり『ニキビ改善』につなげる方法を考えました。  
今回からは、
今までの『腸に悪い食べ方』から『シフトチェンジ』。
『腸に悪い暮らし方』について考えます。

今回は『 睡眠不足が続いている 』はやめて
『便秘改善』をはかり『ニキビ改善』につなげる方法を考えます。 
  『腸に悪い14の習慣 「これ」をやめれば腸が若返る』
 松生恒夫(まついけつねお)著 PHP新書
という本を最近読みました。

4万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた消化器内科の先生が
お書きになられた本です。

14の腸に悪い習慣がわかりやすく取り上げられていて、
実体験に基づく優れた内容が満載です。
これはぜひご紹介したいと考えました。

なぜ睡眠不足が腸の健康とつながるのでしょうか?

睡眠不足が続くと、朝はぎりぎりまで寝ていたいもの。
朝食も摂らずに出かけることになります。

胃に食べ物が入らないと、
胃・結腸反射や朝の大ぜん動という腸本来のメカニズムが働きません。
朝の排便に結びつかず、繰り返すうちに慢性便秘症につながります。

ヒトは本来、
朝起きれば日中は交感神経が優位になって活動的になり、
夜は副交感神経の働きが強くなって体をリラックスさせる、
体内リズムを持っています。

この体内リズムの中心的役割を果たしているのが、
『体内時計』です。

この『体内時計』を狂わせるのが、
睡眠不足などによって引き起こされる、
『不規則なリズム』なのです。

『体内時計』は、
脳の中の神経細胞が集まった視交叉上核という場所に存在します。

まるで時計のように一日を約二十四時間と認識し、
機能しています。

『体内時計』によって人間は暗くなると眠くなり、
朝になると目が覚めるのです。

ところが、
不規則な生活によって現代人の『体内時計』には狂いが生じ、
眠りたいときに眠れない人が増加しています。

また、『体内時計』を狂わせるような不規則な生活は、
便秘などの排便障害をもたらします。

排便に大きく関与する大ぜん動は、
朝に最も起きやすいからです。

排便のリズムも『体内時計』によってコントロールされている
といってもいいのです。

ニキビ患者さんは夜更かしの方が多いです。
お肌が新たに再生し皮膚外側の角質細胞が剥がれ落ちていく
『お肌の再生サイクル』も『体内時計』によってコントロールされている
といっていいでしょう。

夜型の受験生のニキビ患者さんが、
受験前に朝型に変えていくと受験直前でストレスは大きいはずなのに
ニキビは改善してくることがあります。

イ)『体内時計』が正常に機能して『お肌の再生サイクル』が正常化する。
ロ)『お肌の再生サイクル』の正常化が『ニキビ改善』につながる。
ハ)『ニキビ改善』により精神的に安定し
  日常生活を通常に送ることができるようになる。

という『ニキビ改善のプラスのサイクル』が回り出すためと考えられます。

『体内時計』の正常化は『ニキビ改善』に大切ですね。

『体内時計』の正常化をイメージして生活することが重要です。

『   「便秘』でお悩みの「ニキビ患者さん」は
      「 睡眠不足が続いている 」
     生活からはさよならしましょう。

 『体内時計』を狂わせるような不規則な生活は、
    便秘などの排便障害をもたらします。

       排便のリズムは
 『体内時計』によってコントロールされています。

      お肌が新たに再生し
   皮膚外側の角質細胞が剥がれ落ちていく
     『お肌の再生サイクル』
 も『体内時計』によってコントロールされています。

   夜型の受験生のニキビ患者さんが、
    受験前に朝型に変えていくと
  受験直前でストレスは大きいはずなのに
  ニキビが改善してくることがあります。

『ニキビ改善のプラスのサイクル』が回り出すためです。

『体内時計』の正常化をイメージして生活しましょう。  』

『ニキビ改善』はもちろん、 健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

[今回のポイント]は以下の通りです。

【今回の4決め!落ち穂拾い】

『   「 睡眠不足が続いている 」
      はさよならして便秘改善         』
  • ■  医師の『小林弘幸先生』の本
     『自律神経が整えば休まなくても絶好調』の最終章にある
     『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
     『腸を整える』という項目を発展させ、
     『 腸 活 』を独自に掘り下げています。
  • ■  今回は『 睡眠不足が続いている 』にさよならして
     『便秘改善』をはかり『ニキビ改善』につなげる方法を考えます。
      
  • ■  『体内時計』によって人間は暗くなると眠くなり、
      朝になると目覚めます。
  • ■ 不規則な生活により現代人の『体内時計』には狂いが生じ、
      眠りたいときに眠れない人が増加。
      便秘などの排便障害をもたらします。
  • ■  『   「便秘』でお悩みの「ニキビ患者さん」は
          「 睡眠不足が続いている 」
         生活からはさよならしましょう。

     『体内時計』を狂わせるような不規則な生活は、
        便秘などの排便障害をもたらします。

           排便のリズムは
     『体内時計』によってコントロールされています。

          お肌が新たに再生し
       皮膚外側の角質細胞が剥がれ落ちていく
         『お肌の再生サイクル』
     も『体内時計』によってコントロールされています。

       夜型の受験生のニキビ患者さんが、
        受験前に朝型に変えていくと
      受験直前でストレスは大きいはずなのに
      ニキビが改善してくることがあります。

    イ)『体内時計』が正常に機能して
      『お肌の再生サイクル』が正常化する。

    ロ)『お肌の再生サイクル』の正常化が
      『ニキビ改善』につながる。

    ハ)『ニキビ改善』により精神的に安定し
      日常生活を通常に送ることができるようになる。

    『ニキビ改善のプラスのサイクル』が回り出します。
    『体内時計』の正常化をイメージして生活しましょう。  』
  • ■『ニキビ改善』はもちろん、
     健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その178」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

前回もお話したように
コロナ禍では、様々な院内の仕事が増えました。

各種の情報収集を行い、
様々な業者さんと打ち合わせを行った上で形になったものが
『強制換気システム』と『呼び出しブザー』でした。

冬となり院内の換気対策が難しい季節になりました。

6月の段階で冬を含めた感染予防体制を確立。
患者さんに安心して通院していただく環境を作ることができたことは
大変大きかったです。

『スイッチ』を押すだけで『安心』が得られる——。

これからも毎朝、私はたくさんの『スイッチ』を押し続けます。

次回も、
『 腸内環境を改善するひと工夫 』
について考えます。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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