TEL0155-30-1249

コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2023年1月20日配信)

第221回 『「 腸 活 」で「ニキビ改善」〜(50)腸内フローラを健やかに保って「 ニキビ改善 」(4)〜「酪酸菌」が最重要です!! 深掘り その1』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

 

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

少し遅くなりましたが、本年もよろしくお願いします。

年末年始は地元の『十勝川温泉』で過ごしました。

ゆっくり温泉につかり、1年を振り返りました。
そして厳しい2023年に備える英気を養うことができました。

普段はあまり聴けない音楽配信サービスを利用してみました。

びっくりしたのが『ポッドキャスト』。

昔、土曜日の夕方にFMで放送されていた
『SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI』
が放送回ごと10分ほどの切り抜きでアップされていました。

数回分聞き流していたところで、 Vol.359 2013年2月16日放送分

『東京一の日常会話が繰り広げられるここAVANTI。
 今回は2011年にいらっしゃった益子直美さんの“オススメの秘湯”。
 旦那様の自転車のプロ・ロードレーサー山本雅道さん(現在は引退)
 とともに温泉好きの益子さんがオススメする秘湯のお話に
 ぜひ聞き耳を。』

の回となりました。

色々な秘湯があるものだなあと感心しながら聴いていたところ、
いきなり出てきたのが宿泊中の『十勝川温泉』。

高級温泉旅館『三余庵』さんがオススメされていました。

世界でも珍しいしっとりとした植物性の『モール温泉』が 『化粧水みたいな温泉』の一つとして紹介されていました。

私が宿泊した一般向け(笑)施設とは違いますが、
こんな偶然もあるのだと驚きました。

地元『十勝』には良いものがたくさんあります。

『地に足をつけて』生活しつつ
情報発信をしていきたいと思っています。

『地に足をつける』とは『物事を少しづつ、確実に進めていくこと』。

厳しい時代が到来しています。

こういった時代に必要なのは『地に足をつけて』生活すること。

このコラムは
『地に足をついた』ニキビ改善につながる情報
の提供を心がけています。
一生懸命『ニキビ治療』に取り組んでいても
一進一退で結果が出ない時があります。
次々問題が発生してつらい時もあります。
私の仕事は
『ニキビに悩む世界』にやむを得ずお住まいの読者が
『ニキビ無しの世界』にお住まいになれるように
橋渡しする役目。
『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 32年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿など
 「1日1日を大切に生きる」そして「ニキビ改善」につながる
  重要な「情報」を数多く「継続」して提供。
 「ニキビ無しの別世界」への道が開ける「地に足がついた」定期便 』

になれば幸いです。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、 ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を32年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

(バックナンバーは
 https://www.tokachi-media.com/content/column をご覧下さい。)

これは私が皮膚科診療を32年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

第165回からは、
医師の『小林弘幸先生』の本
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(KKベストセラーズ)
の最終章にある『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
『腸を整える』という項目を発展させ、
『 腸 活 』について独自に掘り下げ、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えています。

『 腸 活 』とは、腸内にいる細菌の『善玉菌』を強化し、
正常な腸内環境を保って健康な体を手にいれることです。

『 腸 活 』が上手く行くと、
便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんの
『ニキビ改善』につながります。

前回は、
『 腸内フローラ 』を健やかに保って『 ニキビ改善 』をはかる方法
の3回目について考え、
腸内フローラの健康を維持するためには『 酪酸 』が最重要であり、
『酪酸』を摂ることで起きた自身のプラスの変化について考えました。

今回は、
『 腸内フローラ 』を健やかに保って『 ニキビ改善 』をはかる方法
の4回目。
『酪酸』について深掘りして考える1回目となります。

最近、偶然ですが『酪酸』について
YouTubeの動画を見る機会がありました。

『東大の微生物博士が教える コロナに殺されないたった1つの方法』
(東京大学名誉教授 小柳津広志 著)

についての動画です。

『フラクトオリゴ糖』を摂ることで、
『酪酸菌』が腸内で増え免疫力が上がるという内容です。

私は前回、『酪酸菌』を摂る方法で、
『酪酸』の効果を実感できるか自身で試験してみました。

『酪酸菌』関連の医薬品というと『ミヤBM』(ミヤリサン製薬)です。
亡くなった胃腸が弱い祖母が愛飲していたのが『ミヤリサン』
でしたから安心感もありました。

幼稚園から小学低学年の頃、
一時、私も飲んでいた(驚き!)こともありました。
(甘味のあるおいしい薬だったことを覚えています。)

正式な用量 1日3〜6錠を3回に分割投与するとありました。

試しに1日1錠だけ内服してみました。

数日経って気がついたこと。

トイレに行く回数が減りました。

下痢もあまりしなくなりました。

体調も問題ありません。

消化器系でこんなに効果を感じる医薬品はこれまでありませんでした。

乳酸菌その他も、試していましたが効果は感じられませんでした。

『 酪酸菌 = 最強 』ということで、

『 「 酪酸菌 」 について深く考えていくことが非常に重要 』
という結論に至り、今回から深掘りをすることにしました。

また、現在問題になっている感染症対策として有効とも考えられ一石二鳥です。

著書の中で、小柳津先生は

『 イ)根本的に新型コロナを防ぐには、体質改善が重要。

  ロ)いまの対策だけでは、
    このさき訪れるであろう感染爆発を防ぐのは無理。

  ハ)感染しやすい体質の人を、
    感染しにくい体質に改善することが、
    根本的なパンデミック(感染爆発)対策。

  ニ)「食物繊維をたくさんとって、大腸の酪酸菌を増やす食生活」
    が最重要。

  ホ)食物繊維をたくさんとると、睡眠が深くなり、
    成長ホルモンなどもたくさん分泌されるようになるため、
    一般的に言われている「免疫が上がる」効果がある。

  へ)世界の識者や学者たちは誰も指摘していないが、
   『コロナに殺されない、
    たった一つの方法は大腸の酪酸菌を増やすこと』
    である。                        』

と力説されています。

また、現在問題になっている感染症は
『免疫の暴走』が関係していると指摘されています。

著書の中で、小柳津先生はさらに

『 イ)大腸で酪酸を増やす食物繊維をたくさん食べていると、
    免疫の暴走を抑えるTレグ細胞が増加し、さまざまな組織に移動。
    また、大腸で増えた酪酸はNK細胞などの自然免疫の活性を上げる。

  ロ)したがって、大腸の酪酸が増えた時には、
    新型コロナウイルスが上気道(口、鼻、喉)に感染しても
    すぐにウイルス感染細胞を攻撃し始め、
    感染初期にウイルスを除去される。さらに、
    増加したTレグ細胞は感染を受けた組織の修復を行う。

  ハ)つまり、大腸の酪酸を増やせば、
    ほとんどの人は無症状か無感染になる。
    症状が全く出ないため、
    周りの人からは感染していないように見える。
    感染初期にウイルスは居なくなるため、
    周りの人に感染させることはなくなる。

  ニ)大腸の酪酸が多い人は感染を防ぐ盾になる。
    つまり、流行を抑えて、死亡する人の数を減らす盾になる。』

と語られ、『酪酸菌』の重要性をここでも再認識します。

『酪酸菌』恐るべしですね。

今回の『酪酸菌』の深掘りはここまで。
感染症の急速な拡大が予想されます。
私が最重要と考えていることをあらかじめお示しします。

1)毎日、ゴボウ、タマネギを食べる。
2)ネットやドラッグストアでも購入できる『ミヤリサン』を内服する。

ことを強くオススメします。

便秘などの『腸内環境』の異常でお悩みの『ニキビ』患者さんは多いです。
『腸内環境』の改善に努めることで
『ニキビ改善』につながる患者さんも多いです。

『 腸内フローラの健康を維持するためには、
外部から乳酸菌やビフィズス菌など生体にとって有用な菌を摂取する
ことも重要。

しかし、それ以上に

大腸内の腸内フローラに
未消化多糖類である食物繊維やオリゴ糖など重要な栄養分を供給して
嫌気発酵を行わせ

大腸粘膜上皮細胞の第一番目のエネルギー源である
「 酪酸 」を合成させる

ことが腸の機能を保つ上で最も重要である。

        このことをよく理解した上で
腸内環境を整えましょう。

私の経験でも「酪酸菌」の摂取により
腸内環境が大幅に改善する結果が得られました。
東京大学名誉教授 小柳津広志 先生は 著書の中で、
「食物繊維をたくさんとって、大腸の酪酸菌を増やす食生活」
が大切と語られています。
1)毎日、ゴボウ、タマネギを食べる。
2)ネットやドラッグストアでも購入できる『ミヤリサン』を内服する。

今日からでもできる大切な方法です。
健康な生活が可能となり「ニキビ改善」につながります。    』

『ニキビ改善』はもちろん、
健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

[今回のポイント]は以下の通りです。

【今回の4決め!落ち穂拾い】
『  「 腸 活 」で「ニキビ改善」
 〜(50)腸内フローラを健やかに保って
「 ニキビ改善 」(4)〜 
「酪酸菌」が最重要です!! 深掘り その1 』

  • ・ 医師の『小林弘幸先生』の本
      『自律神経が整えば休まなくても絶好調』の最終章にある
      『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
      『腸を整える』という項目を発展させ、
      『 腸 活 』を独自に掘り下げています。
  • ・『 東大の微生物博士が教える 
       コロナに殺されないたった1つの方法 』
      (東京大学名誉教授 小柳津広志 著)の中で、

      小柳津先生は
     イ)根本的に新型コロナを防ぐには、体質改善が重要。

     ロ)いまの対策だけでは、
       このさき訪れるであろう感染爆発を防ぐのは無理。

     ハ)感染しやすい体質の人を、
       感染しにくい体質に改善することが、
       根本的なパンデミック(感染爆発)対策。

     ニ)「食物繊維をたくさんとって、
       大腸の酪酸菌を増やす食生活」が最重要。

     ホ)食物繊維をたくさんとると、睡眠が深くなり、
       成長ホルモンなどもたくさん分泌されるようになるため、
       一般的に言われている「免疫が上がる」効果がある。

     へ)世界の識者や学者たちは誰も指摘していないが、
       『コロナに殺されない、
        たった一つの方法は大腸の酪酸菌を増やすこと』
      と力説されています。
  • ・ また、現在問題になっている感染症は
      『免疫の暴走』が関係しており、小柳津先生はさらに
      『大腸の酪酸が多い人は感染を防ぐ盾になる』
      と説明されています。
  • ・ 感染症の急速な拡大が予想されます。
      1)毎日、ゴボウ、タマネギを食べる。
      2)ネットやドラッグストアでも購入できる
       『ミヤリサン』を内服する。
      ことを私は強くオススメします。
  • ・ 『 腸内フローラの健康を維持するためには、
    外部から乳酸菌やビフィズス菌など生体にとって有用な菌を摂取する
    ことも重要。

    しかし、それ以上に

    大腸内の腸内フローラに
    未消化多糖類である食物繊維やオリゴ糖など重要な栄養分を供給して
    嫌気発酵を行わせ
    大腸粘膜上皮細胞の第一番目のエネルギー源である
    「 酪酸 」を合成させる
    ことが腸の機能を保つ上で最も重要である。 
    このことをよく理解した上で
    腸内環境を整えましょう。

    私の経験でも「酪酸菌」の摂取により
    腸内環境が大幅に改善する結果が得られました。
    東京大学名誉教授 小柳津広志 先生は 著書の中で、
    「食物繊維をたくさんとって、大腸の酪酸菌を増やす食生活」
    が大切と語られています。

    1)毎日、ゴボウ、タマネギを食べる。
    2)ネットやドラッグストアでも購入できる『ミヤリサン』を内服する。

    今日からでもできる大切な方法です。
    健康な生活が可能となり「ニキビ改善」につながります。    』
  • ・『ニキビ改善』はもちろん、   健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「 落ち穂 その204 」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

昔、土曜日の夕方にFMで放送されていた
『SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI』。

私は初回から終了までほぼ毎回聴いていました。

学会などで土曜日午後聴けないこともあり、
専用のラジオ録音装置(笑)を購入して聴いていた位のファンでした。

だんだん時代が暗くなってきた現在。

手軽に過去の良かった時代を振り返ることができるのは、
本当に有難いことです。

まだ頑張りたいと思います。
次回も『腸活』特に『酪酸菌』について考えます。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

第1回~第10回

第11回~第20回

第21回~第30回

第31回~第40回

第41回~第50回

第51回~第60回

第61回~第70回

第71回~第80回

第81回~第90回

第91回~第100回

第101回~第110回

第111回~第120回

第121回~第130回

第131回~第140回

第141回~第150回

第151回~第160回

第161回~第170回

第171回~第180回

第181回~第190回

第191回~第200回

第201回~第210回

第211回~第220回

第221回~第230回

第231回~第240回

第241回~第250回

ザ・ホッカイドウ プレミアム

とかち美白研究所

トップへ戻る

Copyright (C) とかち皮膚科 All Rights Reserved.