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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2021年11月20日配信)

第207回『「 腸 活 」で「ニキビ改善」〜(38)腸内環境を改善するひと工夫〜 お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」を取り入れて 「 ニキビ改善 」』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

 

こんにちは。
とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

コロナ関係の『緊急事態宣言』や『まん延防止等重点措置』の解除後、
札幌で用事があり宿泊しました。

少し時間があったので、
以前から気になっていたカフェへ行ってきました。

札幌駅から徒歩で10分ほどのところにあるカフェです。
行こうと思えばすぐ行ける距離にあります。

近くにはおなじみの大型電器店や飲食店が立ち並び
そこから100メートルもないところにそのカフェはあるのです。

なぜ行けなかったか?

それは帰りの交通機関に間に合わない可能性があるという理由や、
人通りが少ないため何となく行きにくい雰囲気があったからでした。

でも実際行ってみると、
そこはそんな心配を打ち消すような
落ち着いた雰囲気の素晴らしいカフェでした。

今年3月には『読書室』風のカフェへリニューアル。
洞窟のように奥行きのある空間で、
持参したお気に入りの本や店主セレクトの本を手に取るなど、
1人静かに読書を楽しめるように工夫されていました。

正直なところ、
もっと早くここに来ればよかったと後悔するくらいの空間でした。

懐かしのウインナーコーヒーを飲みながら考えたこと。

それは『あと一歩』の努力の大切さでした。

自分の人生を振り返ると
『あと一歩』努力をしたことで良い結果を得ることができた
ことがありました。

逆に『あと一歩』の努力が及ばず 良い結果を残すことができなかったことも多く思い出されました。

一生懸命『ニキビ治療』に取り組んでいても
一進一退で結果が出ない時があります。

実はゴールまで『あと一歩』のところまできているかもしれないのです。

そんな時、このコラムの小さな情報が
『ニキビ改善』につながる『あと一歩』を後押しする存在
になるといいですね。

私の仕事は
『ニキビに悩む世界』にやむを得ずお住まいの読者が
『ニキビ無しの世界』にお住まいになれるように
橋渡しする役目。
『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 31年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿など
 「ニキビ改善」を意識できる「情報」を数多く提供。
 「ニキビ改善」につながる「あと一歩」を後押し。
 「ニキビ無しの別世界」への道が開ける定期便   』

になれば幸いです。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、 ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を31年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

(バックナンバーは
 https://www.tokachi-media.com/content/column をご覧下さい。)

第165回からは、
医師の『小林弘幸先生』の本
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(KKベストセラーズ)
の最終章にある『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
『腸を整える』という項目を発展させ、
『 腸 活 』について独自に掘り下げ、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えています。

『 腸 活 』とは、腸内にいる細菌の『善玉菌』を強化し、
正常な腸内環境を保って健康な体を手にいれることです。

『 腸 活 』が上手く行くと、
便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんの
『ニキビ改善』につながります。

第199回からは、最新の研究からわかってきた
『 積極的に取り入れたい 腸によい 6つの習慣 』
について考えています。

前回は、
『 腸に良い習慣「 冷え知らずの腸をつくる3つの食べ物 」
 のうち 「エキストラバージン・オリーブオイル」を使って
 「腸内環境改善」を行い「 ニキビ改善 」をはかる方法 』
について考えました。

今回は、
『  お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
     を取り入れて「腸内環境改善」を行い
      「 ニキビ改善 」をはかる方法       』
について考えます。
『腸に悪い14の習慣 「これ」をやめれば腸が若返る』
 松生恒夫(まついけつねお)著 PHP新書

という本を最近読みました。

4万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた消化器内科の先生が
お書きになられた本です。

14の腸に悪い習慣などがわかりやすく取り上げられていて、
実体験に基づく優れた内容が満載です。
これはぜひご紹介したいと考えました。

ビタミンCはさまざまなメリットを持つ
抗酸化作用と酵素を助ける作用を持つ優れた栄養素です。

とかち美白研究所が販売するコスメも
ビタミンC誘導体を主たる成分とするコスメです。

ビタミンCが腸内で分解されるときに発生するガスには、
『腸の蠕動運動を活性化』する働きがあります。

軽度の便秘の人の場合、
朝起きてすぐの空腹時に1から2グラムのビタミンCを摂取し、
冷たい水をコップ一杯飲むだけで『排便促進の効果』が期待できる
そうです。

さらにビタミンCには、
体内の酸化を防ぐ『抗酸化作用』や
ビタミンEの働きを助ける『相乗的抗酸化作用』があります。

ビタミンCのこうした恩恵をより効果的に受けるために、
『野菜サラダにレモンをひと搾りし、
 エキストラバージン・オリーブオイルを適量かけて食べる
 ことをおすすめします』と松生先生。

ビタミンCには、他にもいろいろな作用があります。
その一つに『がんの発症を抑える働き』があると言われています。

それは、ビタミンCの有効作用の1つ、
『抗酸化作用』によるものです。

ビタミンCは体内の発がん物質などの化学物質と反応して、
その酸化を防御し、有害物質への変化を阻害するといわれています。

例えば、肉の添加物である、硝酸塩、亜硝酸塩等を中和するなどです。

硝酸塩と亜硝酸塩は体内のアミンと反応して、
ニトロソアミンを形成します。

このニトロソアミンには変異原性があり、
発がん物質ではないかといわれています。

ビタミンCは亜硝酸塩のニトロソアミンへの変化を阻害します。
つまり『発がん予防』につながるというわけです。

さらにビタミンCの持つ抗酸化作用は、
遺伝性疾患である家族性大腸ポリポーシスの患者に対して
『がん化を防ぐ』ことが指摘されています。

家族性大腸ポリポーシスでは、
小さな前がん性ポリープ(腺腫等)が結腸や直腸のがんに変化することがある
といわれているからです。

私はニキビ患者さんにビタミンCの積極的な摂取を勧めています。

継続していくうちに新たなニキビ発症が抑えられたり、
色素沈着が減少し肌が白くなるなどいいことずくめです。
ニキビ改善ばかりでなく美容と健康増進のためにもオススメです。
『   お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
     を取り入れて「腸内環境改善」を行い
     「 ニキビ改善 」をはかりましょう       』
『ニキビ改善』はもちろん、
健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。
[今回のポイント]は以下の通りです。

【今回の4決め!落ち穂拾い】
『     「 腸 活 」で「ニキビ改善」
〜(38)腸内環境を改善するひと工夫〜
お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
を取り入れて 「 ニキビ改善 」      』

  • ・ 医師の『小林弘幸先生』の本
      『自律神経が整えば休まなくても絶好調』の最終章にある
      『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
      『腸を整える』という項目を発展させ、
      『 腸 活 』を独自に掘り下げています。
  • ・ お肌と腸に良い習慣『ビタミンCリッチ』でニキビ改善に
       つなげる方法について考えます。
  • ・ ビタミンCはさまざまなメリットを持つ『抗酸化作用』と
      『酵素を助ける作用』を持つ優れた栄養素です。
  • ・ とかち美白研究所が販売するコスメも
       ビタミンC誘導体を主たる成分とするコスメです。
  • ・ ビタミンCが腸内で分解されるときに発生するガスは、
      『腸の蠕動運動を活性化』し『排便促進の効果』があります。
  • ・ ビタミンCには、体内の酸化を防ぐ『抗酸化作用』や
       ビタミンEの働きを助ける『相乗的抗酸化作用』があります。
      『野菜サラダにレモンをひと搾りし、
       エキストラバージン・オリーブオイルを適量かけて食べる』
       方法は松生先生のオススメです。
  • ・ ビタミンCには『抗酸化作用』による『がん発症の抑制作用』、
       亜硝酸塩のニトロソアミンへの変化を阻害する『発がん予防効果』、
       小さな前がん性ポリープ(腺腫等)が結腸や直腸のがんに変化する
       ことを防止する『がん化防止効果』などもあります。
  • ・ 私はニキビ患者さんにビタミンCの積極的な摂取を勧めています。
       継続していくうちに新たなニキビ発症が抑えられたり、
       色素沈着が減少し肌が白くなるなどいいことずくめです。
      『ニキビ改善』だけでなく美容と健康増進のためにもオススメです。
  • ・『   お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
           を取り入れて「腸内環境改善」を行い
          「 ニキビ改善 」をはかりましょう  
  •      』
  • ・ 『ニキビ改善』はもちろん、
       健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その190」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

カフェでゆっくり過ごして気に入ったのが
設置されている振り子時計のチクタク音です。

チクタク音は時が確実に1秒1秒すぎていくことを
私に改めて教えてくれました。

『 時間は有限である。
  1秒1秒を大切にして、今を一生懸命生きるのだ!』
と私に伝えてくれているようにも感じられました。

また時間を見つけてこのカフェを訪れたいと思っています。

次回も、
『 腸内環境を改善するひと工夫 』
について考えます。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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