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コラム 「 とかちの窓から 」Column

(2021年12月20日配信)

第208回『「 腸 活 」で「ニキビ改善」〜(39)腸内環境を改善するひと工夫〜 お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」を取り入れて 「 ニキビ改善 」番外編 私が「ビタミンC」をオススメする理由について  』

#お時間のない読者の方は[今回のポイント]だけでもお読み下さい#

 

こんにちは。 とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

今年の秋から冬にかけて私が少し頑張ったこと。

それは『落ち葉掃除』です。

私の診療所の前の通りには街路樹がきれいに整備されています。

春から秋にかけては街路樹はうっそうと葉を茂らせ
緑が美しく人々の癒しとなっています。

秋に街路樹は紅葉となって美しさはピークを迎えます。
近くには近年、イチョウ並木が名所化したところもあるほどです。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/23497

紅葉の頃から私を悩ませるのがその『落ち葉』なのです。
駐車場はもちろん建物や車止めには『落ち葉』の吹き溜まりが出現。
ガレージの隙間からも『落ち葉』は侵入し
車の出し入れに支障をきたすこともあります。

今まで『落ち葉掃除』は問題が生じる位になってから
まとめてやっていました。

でも今年は心機一転。
まずは箒とちりとりを新調。
こまめに『落ち葉掃除』を心がけるようにしました。
朝の出勤時や夜の退勤時に
少しずつ軽い運動をする感覚で『落ち葉掃除』を行いました。

最初はなかなか大変に感じていた『落ち葉掃除』。
コツやタイミングが少しづつ掴めるようになってきました。

長年ストレスに感じていた『落ち葉掃除』。
今では楽しく取り組めるようになりました。

『日々の努力』は大切ですね。

これは『ニキビ改善』にもつながるお話です。

一生懸命『ニキビ治療』に取り組んでいても
一進一退で結果が出ない時があります。

そんな時、このコラムの小さな情報が
『ニキビ改善』につながる『日々の努力』を後押しする存在
になるといいですね。

私の仕事は
『ニキビに悩む世界』にやむを得ずお住まいの読者が
『ニキビ無しの世界』にお住まいになれるように
橋渡しする役目。
『ニキビ改善』は一筋縄ではいかないことも多いです。
このメルマガが、月に1度必ず届く、

『 31年の皮膚科外来診療で得られた経験をもとに
  規則正しい生活、精神の安定、お肌の保湿など
 「ニキビ改善」を意識できる「情報」を数多く提供。
 「ニキビ改善」につながる「あと一歩」を後押し。
 「ニキビ無しの別世界」への道が開ける定期便   』

になれば幸いです。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、
根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。

このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、
自分自身が一歩でも前に進むつもりで、
毎月お届けさせていただいています。

とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、 ニキビ改善を目指すことに決めました!

  • (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
  • (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
  • (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
  • (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

これは私が皮膚科診療を31年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

(バックナンバーは
 https://www.tokachi-media.com/content/column をご覧下さい。)

第165回からは、
医師の『小林弘幸先生』の本
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(KKベストセラーズ)
の最終章にある『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
『腸を整える』という項目を発展させ、
『 腸 活 』について独自に掘り下げ、
『ニキビ改善』につなげる方法を考えています。

『 腸 活 』とは、腸内にいる細菌の『善玉菌』を強化し、
正常な腸内環境を保って健康な体を手にいれることです。

『 腸 活 』が上手く行くと、
便秘がちな女性や下痢気味の男性の『ニキビ』患者さんの
『ニキビ改善』につながります。

第199回からは、最新の研究からわかってきた
『 積極的に取り入れたい 腸によい 6つの習慣 』
について考えています。

前回は、
『  お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
     を取り入れて「腸内環境改善」を行い
      「 ニキビ改善 」をはかる方法      』
について考えました。

今回は、
『  お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
     を取り入れて「腸内環境改善」を行い
      「 ニキビ改善 」をはかる方法 
 番外編 私が「ビタミンC」をオススメする理由について 』
を考えます。
『腸に悪い14の習慣 「これ」をやめれば腸が若返る』
 松生恒夫(まついけつねお)著 PHP新書

という本を最近読みました。

4万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた消化器内科の先生が
お書きになられた本です。

14の腸に悪い習慣などがわかりやすく取り上げられていて、
実体験に基づく優れた内容が満載です。 これはぜひご紹介したいと考えました。

ビタミンCはさまざまなメリットを持つ
抗酸化作用と酵素を助ける作用を持つ優れた栄養素です。

とかち美白研究所が販売するコスメも
ビタミンC誘導体を主たる成分とするコスメです。

前回の内容をまとめると、

イ)ビタミンCが腸内で分解されるときに発生するガスは、
 『腸の蠕動運動を活性化』し『排便促進の効果』がある。

ロ)ビタミンCには、体内の酸化を防ぐ『抗酸化作用』や
  ビタミンEの働きを助ける『相乗的抗酸化作用』がある。

ハ)ビタミンCには『抗酸化作用』による『がん発症の抑制作用』、
  亜硝酸塩のニトロソアミンへの変化を阻害する『発がん予防効果』、
  小さな前がん性ポリープ(腺腫等)が結腸や直腸のがんに変化する
  ことを防止する『がん化防止効果』などもある。

ちょっと古いですが
2014年の雑誌『週刊文春』の記事で非常に重要な特集
がありましたのでご紹介させていただきます。

『 ビタミンCの価格がピンキリの理由 』
というものです。

サプリメントの中で一番とるべき成分は何か?
この問いに多くの医師や専門家がビタミンCと答えるそうです。

ビタミンCは体内の様々な場面で必要とされ、
その効果も多岐にわたる、まさに万能成分です。
医薬品であれば
武田薬品工業の 『ビタミンCタケダ』『ハイシー』、
塩野義製薬の 『シナール』、
アミノ酸のL-システインとビタミンCを組み合わせた
『ハイチオールC』
が人気です。

サプリメントやドリンク剤に至っては
数え切れないほどの製品があります。

当研究所では『シナール』をオススメしています。

日焼け対策など美容や風邪予防のイメージが強いですが、
『 ストレスに晒される 現代人の体内ではかなりの量が必要とされ
  吸収されるやいなや、各臓器で取り合いになるほど 』
のものだそうです。

特に多く必要とするのが副腎で、
『 男性・女性 ホルモンや、
  抗ストレスホルモンのコルチゾールを合成する際にもビタミンCが必要 』
です。

『 コラーゲンがアミノ酸から体内で形成される際にも必要 』です。

『 抗酸化作用でも力を発揮 』します。
『 体内で発生した活性酸素を除去除去するのに大きな役割を担っているのが
  ビタミンC 』です。

特に免疫細胞では大量の活性酸素が発生するので、
そこでも必要とされます。

『 美白や美肌にも有効 』です。
美容に良いとされる サプリはいくつもの種類がありますが、
必ずと言っていいほどビタミンCが配合されています。

『 結局 美容に広く効果があるがビタミンC 』なのです。

ドラッグストアなどの店頭に並ぶ商品を見ると、
ビタミンCの価格はピンキリです。

それにはちゃんとした理由があるのです。

化学合成のビタミンCは、
トウモロコシやジャガイモ などのデンプンであるグルコースを、
繰り返し微生物発酵させる方法で作られています。
その過程で不純物が取り除かれていきます。
当然コストがかかります。

つまり『 安価なビタミンCには不純物が混ざっている可能性がある 』
というわけなのです。

『 一番質が良いのは製薬会社の製品 』ですが、
日常的に摂取するには値段が高いのがネックとなります。

『 サプリメントであれば国内大手メーカーを選択 』しましょう。
海外製の安いものの中には、不純物が混ざったままの粗悪品があるそうです。
それが原因で思わぬ副作用を引き起こしかねません。

また、『 あくまで酸っぱいビタミンCを摂取することも大切 』です。
サプリメントなどは飲みやすくするために
ナトリウムを添加しているものが多いのです。
ドリンクでは逆に糖分過多のものが多いとのことです。
当研究所では多少価格が高くても長期的な観点から
塩野義製薬の『酸っぱいビタミンC』である『シナール』をオススメしています。
摂取量はそれほど厳密に考えなくて良いそうです。
今のところ、過剰摂取による副作用は報告されていません。
水溶性なので、摂りすぎたとしても排出されます。

『 ビタミンCは1日に2、3グラム程度の摂取がオススメ 』です。

ビタミンCはニキビでお悩みの方はもちろん、
しみなどの美容面が気になる方や様々な皮膚の病気に有効です。

私はニキビ患者さんにビタミンCの積極的な摂取を勧めています。
継続していくうちに新たなニキビ発症が抑えられたり、
色素沈着が減少し肌が白くなるなどいいことずくめです。
実は私も最近『シナール』を飲み始めました。
普段からフルーツなどを積極的に摂っている方だったのですが、
コロナ禍のマスク生活などでストレスの増大を感じ
体調の変化を感じることが多くなっていたためです。

『シナール』を飲み出してからは明らかに体調が良くなりました。
精神的にもずいぶん楽になりました。
ビタミンCに感謝です。

健康で美しいお肌を維持するための確実で簡単な方法。
それがビタミンCを中心としたケアだと思います。
『   お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
     を取り入れて「腸内環境改善」を行い
     「 ニキビ改善 」をはかりましょう       』

今回は、私が「ビタミンC」をオススメする理由について
追加させていただきました。
『ニキビ改善』はもちろん、
健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。
[今回のポイント]は以下の通りです。

【今回の4決め!落ち穂拾い】
『     「 腸 活 」で「ニキビ改善」
〜(39)腸内環境を改善するひと工夫〜
お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
を取り入れて 「 ニキビ改善 」 
番外編 私が「ビタミンC」をオススメする理由について  』

  • ・ 医師の『小林弘幸先生』の本
      『自律神経が整えば休まなくても絶好調』の最終章にある
      『効果絶大な休み方のコツ25』の一つ
      『腸を整える』という項目を発展させ、
      『 腸 活 』を独自に掘り下げています。
  • ・ お肌(ニキビ改善)と腸に良い習慣『ビタミンCリッチ』。
      私が「ビタミンC」をオススメする理由について追加しました。
  • ・ 2014年の雑誌『週刊文春』の記事で非常に重要な特集
      『 ビタミンCの価格がピンキリの理由 』を紹介しました。
  • ・ サプリメントの中で一番とるべき成分は何か?
       この問いに多くの医師や専門家がビタミンCと答えます。
  • ・ ビタミンCは体内の様々な場面で必要とされ、
       その効果も多岐にわたる、まさに万能成分です。
  • ・ 医薬品であれば
     武田薬品工業の 『ビタミンCタケダ』『ハイシー』、
     塩野義製薬の 『シナール』、
     アミノ酸のL-システインとビタミンCを組み合わせた
    『ハイチオールC』
       が人気。当研究所では『シナール』をオススメしています。
  • ・ ストレスに晒される現代人の体内ではかなりの量が必要とされ
       吸収されるやいなや、各臓器で取り合いになります。
  • ・ 特に多く必要とするのが副腎。男性・女性 ホルモンや、
       抗ストレスホルモンのコルチゾールを合成する際にも必要。 
       コラーゲンがアミノ酸から体内で形成される際にも必要です。
  • ・ 抗酸化作用でも力を発揮。
       体内で発生した活性酸素を除去除去するのに大きな役割を担う。
  • ・ 美白や美肌にも有効。結局、美容に広く効果があるがビタミンC。
  • ・ 安価なビタミンCには不純物が混ざっている可能性がある。
       一番質が良いのは製薬会社の製品。値段が高いのがネック。
       サプリメントであれば国内大手メーカーを選択。
  • ・ あくまで酸っぱいビタミンCを摂取することも大切。
  • ・ ニキビ患者さんはビタミンCの積極的な摂取が有効。
       継続していくうちに新たなニキビ発症が抑えられたり、
       色素沈着が減少し肌が白くなるなどいいことずくめ。
       個人でも摂取したところ体調の改善につながりました。
      『ニキビ改善』だけでなく美容と健康増進のためにもオススメです。
  • ・『   お肌と腸に良い習慣 「 ビタミンCリッチ 」
           を取り入れて「腸内環境改善」を行い
          「 ニキビ改善 」をはかりましょう       』
  • ・ 『ニキビ改善』はもちろん、
       健康で前向きな人生を送ることにもつながるよい方法です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その191」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

ビタミンCの歴史を少し調べてみました。

1920年、生化学者のジャック・ドラモンドが
オレンジ果汁から還元性のある抗壊血病因子を抽出し、
これをビタミンCと呼ぶことを提案してから約100年。

この発見がなければ
人類はここまで繁栄することはできなかったでしょう。

コロナ禍は様々な爪痕を私たちの生活に影響を及ぼしています。

今回、私は非常に身近なところにあったビタミンCに助けられました。
ビタミンCに感謝です。

読者の皆様、来年もよろしくお願いいたします。
次回も、

『 腸内環境を改善するひと工夫 』
について考えます。
それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

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